宮野谷 篤 点抽画展〜スーラへのオマージュ〜

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宮野谷 篤 点抽画展〜スーラへのオマージュ〜

2017年2月10日(金)〜23日(木)
ギャラリーa&w
〒550-0003 大阪市西区京町堀1-15-7 大阪坂倉ビル1F TEL&FAX:06-6449-5811

大阪城と夢桜 菫地威 吉野上千本より 作者より 私は40歳頃から「スーラのように点描画を描きたい」と思っていました。退職後に始めようと考えていたので すが、2011年3月の東日本大震災を契機に人生観が変わりました。同年5月に私の故郷岩手県釜石市 を訪れた際、凄惨な光景を目の当たりにして恐怖と悲しみ、復興に向けた願いなど複雑な感情が沸き起こり ました。職場内で寄付を呼び掛けたりした一方で、個人的には、「やりたいことは生きているうちに早くやろう」 と強く思ったのです。パステルで愛猫を描き始めたのが2011年夏のことでした。今は、アクリレ絵具を使っ て、主に風景の点描画を描いています。点描は、点のタッチで描く技法と思われがちですが、本格的な点描は、後期印象派のジョルジュ·スーラが確立した技法で、分割主義とも呼ばれます。点々で描くだけではなく、極力混色せず、様々な色の点を組み合わせて表現することが特徴です。特に、見たままの色とは違う補色の点を多く使います。緑の森の表現には反対色である赤の、青空の表現にはピンクの点も打つのです。それによって、表現が豊かで深みのあるものになり、写実を超えた面白さが出てきます。今回の展示では、小生作品のほか、スーラの代表作「グランド·ジャット島の日曜日の午後」(ポスター)なども展示します。皆さまに点描の魅力を少しでも味わって頂けたら幸せです。ぜひご高覧ください。

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宮野谷篤 Atsushi MIYANOYA

1959年生まれ。岩手県釜石市出身。1982年東 北大学法学部卒業、日本銀行入行。2010年金融 機構局長、2013年名古屋支店長、2014年5月 から理事大阪支店長。後期印象派ジョルジュ。 スーラの点描に憧れ、2011年より独学で絵画を 始める。名古屋時代に点描画家鈴木順一先生と 知り合い、技法や配色などに強く影響を受ける。 現在はアクリル絵具とパステルで主に風景の点 描画を製作。太平洋美術会主催の太平洋展など に出品,入選。

パーティのお知らせ(フード·ドリンク付き)
2月10日(金) 18:00~オープニングパーティ ¥4,000
2月18日(土) 17:30~作者による解説とピアノ弾き語り ¥5,000 予約制
ギャラリーa&w(オーナー福田)まで TEL&FAX:06-6449-5811
※2月15日(水)は貸切パーティのため、一般のお客様はご入場いただけません。